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解決済みの質問

無接触の交通事故における損害過失について

事故が発生した場所はT路地で、(Tの上の部分の)左手がカーブしているため見通しの悪い場所です。夫の車がTの下の部分に相当する脇道より右折、相手のバイクが左手より直進です。

夫が右折の前に一旦停止して安全を確認。時速約10キロで右折、その後10~15mほど進んだときに背後で音がしたためバックミラーをみると、オートバイが倒れているのが見えました。

前進しながら状況をみていると、誰も転倒した人を助けていなかったため、さらに15mほど進んだところで車を駐め、バイクの所まで戻りました。そこで初めて、バイクが夫の車をみて急ブレーキをかけ、転倒したことが分かったそうです(接触なし)。

夫の言い分は「左右確認した際に、バイクは左手に見えなかった。大きくカーブしているため、スピードを出し過ぎていたバイクが突然自分の車に気づき、急ブレーキをかけたのではないか。仮にバイクを見落としていたとしても、スピードを出しすぎていなければ、車を回避できたはず」。

また先方は、「進行中に停車をしている夫の車を視認した。右折する様子がなかったので減速せずに直進したところ、車が右折したため、急ブレーキをかけて転倒した」と言っています。

警察には、
・バイクの方が優先道路を走っていたため、どんなにゆっくり進んでいたとしても、一旦停止時に確認した後、右折中も左右を確認する義務がある
・バイクが転倒した地点と、その時に夫の車がいた地点には距離があるため、バイクもスピードを出しすぎていた疑いがある
との理由で、双方に過失の疑いがあると言われました。

相手は任意保険に加入者していますが、夫は自賠責にしか加入していません。今後は先方の保険の担当者と直接交渉に当たらなければならないのですが、このような事故の場合、どの程度の過失割合を念頭に話し合いを進めたらよいのでしょうか。

アドバイスをどうぞお願いいたします。

投稿日時 - 2007-01-24 13:30:16

QNo.2692085

すぐに回答ほしいです

質問者が選んだベストアンサー

ご質問のような「衝突を避けようとして起きた事故」は珍しくありません。「別冊判例タイムズ」で過失割合が示されているような典型的な事故ではありませんが、判例もあります。

1.ご主人の責任について
「急ブレーキをかけなければ衝突が避けられなかった」という状況であれば、たとえ接触していなくても、原因となった車両にも過失責任があるというのが裁判所の見解です。今回の場合、現場検証をした警官もご主人の過失を認めているので、責任はないと主張することは難しそうです。なお、相手のスピード違反が事故の原因だった場合、そのことはご主人の責任を軽減しますが、責任が免除されるわけではありません。

2.過失割合について
裁判になった場合、基本的な考え方は、衝突した場合の基本過失割合を出発点として、それぞれの過失を考慮して増減するというものです。

(1)平成9年9月30日神戸地裁判決
道路外の駐車場に入るために左折しようとした乗用車に、後ろから来たオートバイが衝突しそうになり、衝突を避けようとして転倒。乗用車は左折の合図が遅れ、しかも後方のオートバイを確認せず。
過失割合:乗用車85%、オートバイ15%
(衝突した場合の基本過失割合:乗用車80%、オートバイ20%。乗用車の合図の遅れなどを5%加算)

(2)平成9年3月25日岡山地裁判決
T字路交差点で、Tの横棒の部分が優先道路(=交差点でも減速の必要のない道路)になっており、そこを右手から直進中のトラックが、Tの縦棒方向の脇道から、一時停止をせずに飛び出してきた乗用車を避けようとしてハンドルを左に切り、横転。トラックは30kmのスピード違反。
過失割合:乗用車70%、トラック30%
(衝突した場合の基本過失割合:乗用車90%、トラック10%。スピード違反によりトラックの過失割合を20%加算)

今回の事故で、仮にご主人の車とオートバイが衝突した場合、基本過失割合は、『別冊判例タイムズ』の146図、156図、および93図、94図などを参考にすると、大体ご主人85%、相手方15%程度になりそうです。それを修正する要素にはご主人に有利な点が多く、仮にご主人が一時停止したことを相手方が認めており、またご主人はオートバイが転倒したとき、すでに右折を終えていたとすれば、それは少なくとも10%、おそらくは20%程度相手の過失割合を増すことになります。
そうすると、修正した過失割合は、ご主人65~75%、相手方35~25%というあたりが目安になるかもしれません。ただし、これはあくまでも質問者の説明が正しく、ご主人にその他の過失がない場合のことです。裁判になった場合は、警察の作成した実況見分調書に何が書かれているかが決定的に重要です。

3.相手への対応について
「7割でも10割でも大した違いはないから相手の言い分を認めて早く決着させよう」という考え方は危険です。相手のいいなりに責任を認めると、後から途方もない要求が出てきた場合、それから争おうとしても不利になるからです。日弁連の「交通事故相談センター」などで相談されることをおすすめします。無料ですし、「示談あっせん」という制度もあります。

投稿日時 - 2007-01-26 09:41:48

お礼

Drip-dropさま

各項目別に具体例を挙げてのご説明、ありがとうございます。

お互いに過失を認めて建設的な話し合いをしたいと考えているのですが、(下記コメントにも書きましたように、)先方は過失の割合はもとより、まったく非を認めようとせず、治療費、慰謝料、修理代もろもろの全額を支払えの一点張りです。

判例タイムズからの引用は、先方と交渉を行う際にとても役立ちそうです。また、今後の対応についても、きちんと相手になんらかの過失を認めさせることの重要性がよく分かりました。話し合いがこじれるようでしたら、日弁連の「交通事故相談センター」を利用させていただきます。

相手の非常に不愉快なもの言いに消耗していたため、大変心強く思いました。時間を割いて詳しい回答を寄せていただき、再度お礼申し上げます。

投稿日時 - 2007-01-26 15:44:12

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回答(4)

ANo.4

#3です。ちょっと誤解を与える書き方をしてしまったので追加します。「衝突を避けようとして起きた事故」についての考え方と、引用した二つの判例の解説は、『判例タイムズ』にあるのではなく、『寄与度と非典型過失相殺』という本の中にあります。ただし、この本は弁護士会の記念事業として編纂されたものなので、その内容には十分な権威と信頼性があります。(東京の場合なら、都立中央図書館や、大きな書店で見ることができます。)
実際に衝突した場合の過失割合と修正要素は、『別冊判例タイムズ』に書いてあります。

相手との交渉を文書ですることにされたのは賢明でした。うまく話し合いがつくといいですね。

投稿日時 - 2007-01-26 17:42:09

お礼

引用部分の出典元についてご丁寧に補足いただき、ありがとうございます。
当方は交通事故の事後処理について専門的な知識があるわけではないため、このように信頼性のある書籍からの情報は非常にためになります。
先方は感情的に自分の主張を言い募るだけなので、理論武装できるように今後も情報収集に努めるつもりです。
どうもありがとうございました。

投稿日時 - 2007-01-26 18:00:46

ANo.2

追伸
質の悪い方にあたると、こういう時任意保険未加入の大きなリスクを負いますね。

相手がかなりゴネて、手に負えない感じになるならば、場合によっては経費はかかりますが弁護士にたのむことも必要です。
任意加入なら、こういう場合でもそれなり対応します。
未加入のつけがまわってきましたね。

>自賠責でカバーできる範囲なら、過失割合とか気にせずに、全額支払った方が早く解決できるのだろうかと考え始めています。

自賠責は人身部分の補償のみです。120万に収まるようなケガなら立て替え払い 加害者請求で回収はできます。

保険金目当ての、意味のない長い通院をしなければ良いのですがね?

投稿日時 - 2007-01-25 14:24:39

お礼

Donbe-さま、再度のコメントをありがとうございます。
怪我は非常に軽かったため、自賠責でまかなえそうです。ただし、先方は自分の過失がゼロだと感情的に主張するばかりで、バイクの修理代についてもめそうです。
電話で話していても水掛け論になるばかりなので、今後はメールやファックスなど文書によるやり取りをお願いすることにしました。現在は取りあえず、治療費やバイク修理の見積もりを出してもらう予定です。
場合によっては、アドバイスにありましたように、経費がかかっても第三者に交渉を依頼することを考えます。ありがとうございました。

投稿日時 - 2007-01-26 15:40:57

ANo.1

基本的には人身部分については自賠責120万までは過失相殺関係なく100%補償します。

問題は物損については過失相殺されます。ここでの過失うんぬんは安易に申しあげられませんが、相手に任意保険加入なら当事者同士の話し合いではなく、保険屋を通じた話のほうが、感情的にならず、冷静な形で話し合えると思います。
ただ、あなたに損害がない以上仲介はむずかしいかもしれませんね。

大雑把に考えれば個人的見解ではあなた7割~8割?
位かな~と思いますが??
書き込みからの推測ですがね?示談はお互いの妥協点をさぐりあうなかでの解決です。
こうであらねばならないというものではありませんので・・・・。双方話し合いのなかで、最終的に折りあいつかなければ司法の場でということになります。

お互いの人間性もわかりませんから早計に、第三者の立場から無責任に回答はできませんね。

投稿日時 - 2007-01-24 22:26:23

お礼

早速のアドバイスをありがとうございます。当方は(無接触ですので)全く被害がありません。その場合やはり、先方の任意保険の担当者は交渉を引き受けてくれないのでしょうか?
というのも、相手の方が感情的になりやすく、できれば保険会社を通じて話し合いを進められたらと思っていたので…。保険会社の仲介が無理な場合、自賠責でカバーできる範囲なら、過失割合とか気にせずに、全額支払った方が早く解決できるのだろうかと考え始めています。

投稿日時 - 2007-01-25 13:44:29

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